極少額投資家メモ

少額投資家への果てなき道のり

100円投資日記 (1)

もろびとこぞりてすなる投資といふものを、ナウなヤングの私も流行に乗っかって始めようと思ったのです。

でも普通に投資信託インデックス投資するだけってのも面白みに欠けるので、NISA枠とは別に、毎月100円ずつ4つのファンドを買うことにした。つまり月400円の課金だ。課金ゲーしてないから、その代わりに月400円ぐらいよいだろう。

今月から課金開始したのは、この4ファンド。自分は全世界株式インデックス信者なので、そういう偏見にまみれた曇った視点で選んでみた。

ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
NASDAQ100に連動する、現時点で最も低コストな投資信託(のはず)。NASDAQ100はメジャーな指数だけど、所詮は米国インデックス投資のメインストリームになれない敗北者――やっぱりコアは全米株式(VTI)かS&P500(VOO)を選んじゃうよね。サテライト向けと言われる一因であるボラティリティの高さが吉と出るか凶と出るか? そして散々言われている米株式市場のリセッション入り云々はどうなるのか? 乞うご期待。
Tracers S&P500配当貴族インデックス
配当貴族(NOBL)、私はティッシュ貴族*1。高配当株式(VYM)や増配株式(VIG)はメジャーなので、もう少し尖った指数として選択。VTIやVOOよりも安定した値動きになるらしい、という噂を実地検証したい。常々思うのだけど、投資信託で米国の高配当インデックスを買うのって微妙じゃないかな、配当金の支払いの面で。東証ETFで買うか、直接米国ETFを買ってしまう方が、コンスタントに配当金が入ってくるから、配当金目的の投資に合致している気がするのだけど、どうなんだろう? 識者の見解を求む。
SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド
やっすい外国債券インデックスを探したら、米国総合債券(AGG)連動のファンドになった。低コストの外国債券インデックスといえば先進国債券、という先入観があったので、少しばかり虚をつかれた感じ。米国債券市場は高金利の影響で絶賛暴落中だけど、このファンドの価格は今後どうなっていくのか(為替変動を含めて)、ちょっと興味がある。
SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)
現時点で最も低コストな金価格連動の投資信託(のはず)。金投資に興味はあるけど、現物は面倒だし、純金積立は手数料商売だし、ETF投資信託は純金積立よりも低コストだけどそれでも信託報酬が……と悩んでいた私の前にピカッと現れた救世主。今後の資金流入と、先発の金関連投資信託の動向が気になるところ。それにしても、このファンドの積立設定をした時のドル建て金価格は年初来安値に近かったのに、翌日にハマスの大規模攻撃が起きてしまい、実際に買う前に基準価格が跳ね上がってしまうとは……。

インデックス投資の信者なので、アクティブ投信は除外した。それと、心配性なので、つみたてNISAでは米国株式じゃなくて全世界株式を選んでいるのだけど、これは課金ゲー代わりのお遊びなので、あえて全世界株式は外したし、王道のインデックスも避けるようにした。

ゴールドファンド以外は見事に米国市場のインデックスに連動するファンドだけど、意図してこうした訳ではない。色々と面白そうなインデックスがあって、情報も入手しやすい、という条件に合致するのが米国市場なので、結果としてそうなった感じだ。

実はニッセイSOX指数インデックスファンドも買おうか迷ったのだけど、総資産額の増え方が微妙だったので止めた。どう考えても長期保有向けではないインデックスで、だからこそ試しに長期保有してみたかったのだけど、繰上償還されたら長期投資にならないからなあ。

というわけで、現時点の運用状況:

ファンド名 課金額 評価額 損益率
ニッセイNASDAQ100インデックスファンド 100 100 0.0
Tracers S&P500配当貴族インデックス 100 100 0.0
SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド 100 99 -1.0
SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし) 100 99 -1.0

11/1に注文して買ったばかりだが、すでに若干の変動あり。これからどうなっていくのだろうか……。

*1:ノベルティやら何やらで貰った箱ティッシュが消費しきれず、独り身には過剰ともいえる在庫が積み上がっている。