極少額投資家メモ

少額投資家への果てなき道のり

強い緊張感を持って預金金利を注視している

リスク資産を持ち、無リスク資産として個人向け国債の変動10年を保有していても、なお手元にあるのが預貯金の類である。生活防衛資金も使うあてのある大金も投資用の待機資金も、銀行口座に入っているものだ。

という訳で、微々たるものと言えども、昨今の預金金利の引き上げは気になるものだ。

2024-03-19のマイナス金利解除に真っ先に反応して預金金利を引き上げたのはメガバンクだ。

他の金融機関の動きはどうだろうか? 全般的に、預金金利を引き上げる動きにあるようだ。ただし、2024-04-01より引き上げるところが多いようにみえる。メガバンクの新たな利率を確認して、自行の利率を仮決定し、関係部署に根回しつつ会議にかけて――と考えると、2024-03-25から引き上げるのはスケジュール的に厳しいなあ、なんてこともあるのかもしれない。

地銀や信用金庫は、概ねメガバンクと歩調を合わせたような感じの金利に引き上げるようだ。

JAバンク金利を引き上げるようだ。長期金利の上限引き上げにともなう2023年11月の定期預金の金利引き上げの際には、各JAバンクの動きは分かれたようだ。しかし今回は引き上げるところが多いように見える。

ゆうちょ銀行は、今のところ動きが見えない。もっとも2023年11月の預金金利引き上げに2ヶ月遅れ(2024-01-15)で追随していたので、今回もやや遅れて対応するのかもしれない(※2024-04-09追記:2024-04-08よりゆうちょ銀行も普通貯金・定額貯金・定期預金の金利を引き上げた)。

ネット銀行の動きは様々だ。元々の金利が低かった銀行は、普通預金を含めて金利を引き上げるようだ。おそらくメガバンクや地銀などとの競争力を維持するためだろう。元より高金利だった銀行では、例えばあおぞら銀行のように「普通預金や短期の定期預金の金利は変更せず、長期の定期預金の金利を引き上げる」みたいな動きをするところもあるようだ。

ところで楽天銀行の動きが見えないのだが……仮に金利を変更するならば、ネット上に転がっていた金利推移の表から想像するに、おそらく普通預金金利は据え置きのまま定期預金の金利を引き上げるのではないかと思う。マイナス金利開始前の金利がそんな感じだった。